こんにちわ、龍久です。
僕は20代の後半、副業オークション物販と副業FXにチャレンジしたが失敗したことがあります。そこで気付いた副業の長期的視点の重要性について、体験談をもとに解説します。
「副業って何が良いのかなぁ」
そんなアナタにこそ読んでもらいたい、僕の失敗体験。
終身雇用も崩れ、副業を検討するサラリーマンも増えてますね。脱サラも視野に入れて副業を考えている会社員であれば、持つべきビジネス視点の参考になるはずです。
では早速、副業オークションと副業FXの失敗体験で得た、副業を選ぶ際に必要な「長期的視点の重要性」について説明していきます。
※この記事は、僕が不動産投資に辿り着くまでの副業失敗体験「前編」です。記事の終わりには副業を超えるレベルで稼ぎ出す「後編」記事のリンクがあります。
目次
副業オークションと副業FXの失敗体験で気付いた長期的視点の重要性
ところで、僕はいま、サラリーマン大家と言われる立場にいます。「不動産賃貸」が副業、という事になりますね。海外出張の多い本業を持ちながらでも、無理なく副業をこなし、かつ、資産を増やしていけるのは、これから解説する失敗を踏んできたからです。
サラリーマンの傍ら、様々な副業を試行錯誤の末に、不動産投資にたどり着いたわけですが、今回は、その過程で失敗体験した副業オークション物販と副業FXについての体験記事です。
副業を探しているサラリーマンには、長期的な視点を持って計画し、出来るだけ遠回りしない方法を選んでほしいと思います。
よく考えずに副業を選んでしまうと、長くは続きません。
退職した後も長く楽しめる方が良いし、出来れば脱サラにつながる副業を選びたいですよね。費やした労力が資産になっていく、という考えも重要です。
では、僕が体験した副業オークション物販と副業FXで失敗して学んだことを紹介していきます。
20代後半サラリーマンが副業に目覚めたキッカケとは?
サラリーマンの私がどうやって不動産投資にたどり着いたのか。その過程を、体験談として話しますが、今回の記事は「前編」。
将来の不安など何もなかった、20代後半の話。
機械設計エンジニアとして、ようやく一人でも仕事が回せるレベル。そうなると、サラリーマンとして重要な仕事を任されるようになります。独身なので、一か月のうち半分を会社に泊まったりもしていた頃です。
唯一の楽しみは、帰宅後にオンラインゲームをする事。仕事かゲームに没頭する毎日で、人生という時間の大切さの概念など無かったように思います。
副業に目覚めたキッカケは、ゲームでレアアイテムと言われるアイテムを手に入れた事でした。オンラインゲームのコミュニティサイトで、レアアイテムを取引している所があったわけです。
手に入れたレアアイテム自体に興味が無かったので、売ってみたところ、いきなり7万円の取引になったのです。
それに気を良くして、同じゲーム内に持っていた他のアイテムも売却。1か月間で、合計で24万円になりました。
すでに、自分の給料の手取りを超えていたわけです。
ストレス発散用の「ゲーム機」としての役割しかなかったパソコン。このパソコンを使えば、お小遣いを稼ぐ事が出来る、と気づきました。
給料に不満があったわけではないですが、給料以外のお小遣いを得ることに楽しみを見出してしまい、それまで時間も忘れ楽しんだオンラインゲームを、アカウントごと売却。
30代目前で、サラリーマン副業生活がスタートしました。
まず最初に挑戦した副業オークション物販の失敗体験談
Yahooオークションというオークションサイトが流行っていたので、まずは挑戦しました。不用品を捨てるに捨てられない性格が幸いし、家には不用品が多かったためです。
「いつか家の押し入れを整理しなくては・・・」と思いながら数年たっていたので、これらをオークション販売することを副業の始まりでした。
初めての出品は、パソコン机に置かれて放置されていたポラロイドカメラ「チェキ」。友人の結婚式、2次会ビンゴゲームで当てたものです。
オークションやフリマアプリで、不用品を売ったことのない方は、一度チャレンジすると良いです。自分の力で物を売って、副業収入が入るとスゴク楽しいわけです。
ちなみにポラロイドカメラ「チェキ」は、3000円で売れました。
そうなるともう止まりません。徹夜でオンラインゲームに打ち込んだ集中力を発揮。年に1回も掃除しない部屋をひっくり返し、片っ端から売りまくりです。
使い古した8年物の炊飯ジャーですら100円になりました。送料800円の方が高いのに、なんで買うんだろうか?普通だったらゴミ箱行の物が、何でも売れるのを知りました。
この不用品の物販副業は、1年で総額150万円以上になってました。それを買うために使ったお金もあるのですが、本来入るはずのなかったお金なわけです。
参考までに副業オークション物販で、販売したものを紹介しましょう。
・本
・クレーンゲームの景品
・ゲーム機とゲームソフト
・洋服や鞄
・プラモデルや玩具
・集めていたジッポライター
・手作りの革製品
・バイク部品
・使わなくなった腕時計
・古い携帯電話やスマホ
・トレーニング用具
・古いCD
・古い音楽プレーヤー
・工具
・古い家電
しかし、オークション評価が500を超えるころ、家の中が空っぽになり、売るものが無くなったわけです。掃除嫌いの僕の部屋が綺麗になったのは、この時が初めてでした。
今では一般的に行われている「せどり転売」の概念は、当時はまだなかったため、仕入れ先のアイデアが「リサイクルショップ」しか思い浮かばなかったんですね。
リサイクルショップにいってリサイクル品を安く買って、オークションサイトで高く売るのを続けてみました。しかし、そう上手く高く売れるものもないし、仕入れるには車が無いと難しい状態でした。
当時の僕は車を持っていません。このまま続けていても先はないと感じて、あえなく撤退となりました。
ただ今思えば、あのとき本気で考えていれば、仕入れ先は「リサイクルショップ」だけではなく、「ブックオフ」や「ドン・キホーテ」などを思いついたはずです。ただ物が売れるのが楽しかっただけで、副業として本気じゃなかったわけです。
後々気付くのですが副業には、本気で取り組むのは重要です。本業よりも本気を出さなければ、結果に結びつきません。
ただ何も得なかったわけではなく、副業オークション物販で得た「物を売るスキル」は、その後に生きて、大きな利益を生むことになります。「物を売るスキルとは何か?」これは後ほど紹介する「後編」に書きます。
ちなみに、この頃からポイントサイトを使いだして、さらにお得に副収入を得ていました。今でいう「ポイント2重取り」とか「ポイント3重取り」とかのテクニックです。
このポイントサイトは、オークションをつかったインターネット物販との相性も良く、実は、今でも使っているポイントサイトです。詳しくはこちらの記事でドウゾ。
次に挑戦した副業FXと株式の失敗体験談
副業オークション物販で貯めたお金150万円を元手に、FXと株式を始めてみました。インターネットで、成功者の話もよく聞いていたからです。
勉強もそこそこに、SBI証券に口座を作って、いきなり本番をスタートしました。本職がカジノ関連の会社で働いていたため、カジノと同じ感覚でFXと株式を始めてしまったわけです。
結論から言うと、150万円は溶けて無くなったのですが・・・
一時期は良かったのです。始めの1年目の時点では、原資は6倍の900万になっていました。評価額900万円という数字に小躍りしていたのを覚えています。
しかし、なんとかショックとやらで株価が大幅下落。FXでは資金管理が出来ておらずレバレッジをかけすぎて、150万円が5分で消えて、さらに追証50万円も経験しました。あの時の血の気も引く思いは、2度としたくありません。
知識も無いまま、一発逆転のイメージで始めてしまった事が原因です。
長く安定して行えるのが、サラリーマンの副業の条件だ、と気づきました。
本気で勉強して、強いマインドを持てば、株とFXで継続的に稼ぐのも可能でしょう。しかし、大きな金額を失ってしまったショックの方が大きく、株とFXは一旦ここで諦めてしまいました。
金融投資は、継続的に入ってくる別の副業からの副収入を構築してから挑戦すべきです。
なぜなら、金融投資は勝つときもあれば、負けるときもあるわけです。毎月毎月、投資に回せる種銭があってこそ、継続的にチャレンジできるわけです。
投資資金を給料の一部から捻出していては、生活レベルが落ちますし、継続的な投資も出来ないため、ここぞというチャンスをものにすることが出来ないからです。
ちなみに後日談として、現在では金融投資を再開して、調子も良いです。例えばこの記事を参考にしてください。
副業オークションと副業FXの失敗体験談(前半)のまとめ
特に何も考えず、覚悟も無く、勉強もしないまま、流行りではじめた副業は、長く続きません。
もちろん本気ではないため、アイデアも無く、結果も良くないのは当然です。
その場限りで終わるお小遣い稼ぎと副業は別物だ。
【ポイント2】
長く安定して行えるのが、忙しいサラリーマンの副業として適している。
【ポイント3】
副業は、本業以上の覚悟と勉強が必要だ。
サラリーマンの本業とは違う、1つ上のステージのモチベーションが必要です。
「今、お金が入ればいい」
という考えで副業を始めないこと。なぜならば、その覚悟の無い行動には、すぐに終わりが来るからです。終わった後には、スキルも資産も残りません。
「一発逆転ではなく、長く安定して行えるのが良い」
と気づく必要があります。そして資産構築という概念も意識すると良いでしょう。自分の行動が、スキルや資産に代わり、いつか大きく膨れ上がっていくのです。
僕はこの気付きによって、次の副業は少々本格的な「ビジネス」と呼べるものになっていきます。
本業の収入を超える副業体験をした、僕のサラリーマン副業生活の体験は「後半」に続きます。
僕が不動産投資を始めて「サラリーマン大家」になるキッカケとなった「資産構築」の考え方について、学んでみたいアナタは、コチラの記事をどうぞ。