フィリピンのセブ旅行やマニラ出張で、現地SIMを購入して、SIMフリースマホでネットや通話を安く速く快適に利用したいですよね。LTE対応SIMカード・プリペイドカードの購入方法とSIMフリーiPhoneで通信プランを設定する方法を解説。
「フィリピンSIMって何処で買うの?」
「フィリピンSIM買えたけど設定がわからない・・・」
記事の前半は「SIMロック解除」、中盤は「フィリピンSIM・プリペイドカードの買い方」、後半は「プラン設定方法」を説明します。
目次の中で、困っている表題をクリックすればジャンプしますよ。
目次
- 1 SIMフリーiPhoneを用意する方法
- 2 フィリピン現地SIMカード購入方法(Globe)
- 3 プリペイド・チャージ用のLOADロードカード購入方法
- 4 SIMフリーiPhoneにSIMカードをセットする方法
- 5 プリペイドLOADロードカードのチャージ方法
- 6 携帯会社Globeの通信通話プラン設定して開通する方法
- 7 LOADチャージがいくら残っているのか確認したい場合
- 8 インターネットを多く使う人は「WiFiレンタル」が安心
- 9 【番外編】フィリピン持ち物リストで忘れ物チェック
- 10 【番外編】マニラ空港のラウンジで無料WiFiを使ってみた
- 11 【番外編】壊れたスーツケースを海外旅行保険で無料で新調する方法
SIMフリーiPhoneを用意する方法
DOCOMO・ソフトバンク・auで契約したiPhone(androidスマホ含)は、SIMロックがかかっているので、海外現地のSIMカードを差しても通話できません。
ただし、日本の大手キャリア(DOCOMO、ソフトバンク、au)で契約したiPhoneは、「SIMロック解除」する事で、海外SIMカードが使えるようになるわけです。
まず、SIMロック解除する方法をお伝えします。
DOCOMO・ソフトバンク・auのiPhoneをSIMロック解除する方法
各キャリアごとの、iPhoneをSIMロック解除する方法を案内します。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/
※DOCOMO公式サイト。
【機種】
・2015年5月以降に発売された機種。
・2011年4月~2015年4月に発売された機種。
※機種発売時期によってSIMロック解除の方法が違うので注意してください。。
【条件】
・ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと。
・購入日から100日経過した機種であること。
【費用】手数料3,000円(税抜)
https://www.softbank.jp/mobile/support/usim/unlock_procedure/
※ソフトバンク公式サイト。
【機種】
・2015年5月以降に発売された機種。
・2015年5月以前に発売された機種。
※機種発売時期によってSIMロック解除の方法が違うので注意してください。
【条件】
・機種一括払いの支払確認後より手続きが可能。
・分割払いの機種購入日から101日目以降より手続きが可能。
【費用】手数料3,000円(税抜)
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
※au公式サイト。
【機種】
2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種。
【条件】
・機種一括払いであること。
・分割払いの場合、機種購入日から101日目以降であること。
【費用】手数料3,000円(税抜)
SIMフリーiPhone香港版のデュアルSIMがオススメ
※Apple公式サイト引用
スマホ好き、iPhoneファンの人は、新しくSIMフリーiPhoneを新調するのもオススメです。
「iPhone Xs」の「香港版」
香港版iPhoneと言えど、日本語も設定できますし、日本でもフィリピンでも使えるし、日本SIMとフィリピンSIMを同時に起動することが出来るわけです。
※参考(Apple ヘルプページ:2 枚の nano-SIM カードでデュアル SIM を使う)
https://support.apple.com/ja-jp/HT209086
海外旅行や海外出張で、1つ目は日本のSIMをローミングOFFにして通話だけ出来るようにしておきながら、2つ目に現地SIMを入れて現地通話やインターネットを楽しむ、このような使い方が出来てしまいます。
これだと、突然の日本からの通話にも対応しながら、現地SIMプランで通話やインターネットを安く使う事が出来ます。
フィリピン現地SIMカード購入方法(Globe)
ここからは「SIMフリー」の携帯電話を入手して、1週間の滞在予定でフィリピンに到着したという前提で話を進めていきます。
【手順2】LOAD(ロード)カードを買う。
【手順3】SIMカードをセット。
【手順4】LOADを登録。
【手順5】プランを選択・開通。
フィリピンの通信事業者は主にGlobe(グローブ) と Smart(スマート)の2社があります。
地方エリアによって強い弱いがありますが、首都圏の旅行や出張ではどちらでも構いません。
・ショッピングモール
・小さな商店や売店
・空港
売っている場所が移動したりすることもあるので、空港でSIMを購入する場合は、空港の職員にこのように尋ねましょう。
※フィリピンSIMカードの売っている場所を聞く。
・Where can I buy Globe SIM card?
・ホェア、キャン、アイ、バイ、グローブ、シム、カード?
稀に古いSIMカードが流通している事があります。SIMカードの「LTE」記載や「SIMの形状」が、携帯電話に合った大きさなのか確認してください。
プリペイド・チャージ用のLOADロードカード購入方法
LOAD(ロード)カードとは、SIMカードに通信費をチャージするためのパスコードが記載されているカードです。つまり「プリペイドカード」です。英語では「プリペイドカード」と言っても通じないので、「ロードカード」と言ってください。
500ペソ分のLOAD(ロード)カードを購入して、SIMカードにチャージすると、500ペソ分の通話や通信ができる仕組みです。「プリペイド式SIM」が、フィリピンでは主流です。
フィリピンに到着して、ホテルにチェックインしたら、ホテルの周辺にコンビニエンスストアがあるはずです。
フィリピンでは「セブンイレブン」が最も普及しているコンビニエンスストアですが、「ローソン」「ミニストップ」もあり、どこでも購入可能です。
セブンイレブンのカウンターで、Globe(グローブ)のSIMカードと、LOADカード500ペソ分を注文してください。
※セブンイレブンでSIMカードとロードカードを買う。
・May I have a Globe SIM card and a 500 load card?
・メイ、アイ、ハブ、ア、グローブ、シムカード、アンド、ア、ファイブハンドレッド、ロードカード?
セブンイレブンでのSIMカード価格は一律定価40ペソ(100円弱)ですが、コンビニエンスストアー以外の小規模店舗によっては60ペソ、100ペソで売っていたりします。手数料という事で、小さい金額であれば入手してしまいましょう。
LOADカードに手数料を乗せる事はないので、500ペソのLOADカードが550ペソとか言い出した時は、さすがに怒りましょう(笑
LOADカードには有効期限があります。滅多にありませんが、有効期限が切れているカードじゃないか、裏面側でチェックしてください。
また、Globe社のSIMカードなのに、Smart社のLOADカードを買ったりしないように気を付けてください。会社が違うと、チャージできません。
SIMフリーiPhoneにSIMカードをセットする方法
では、購入したSIMカードをSIMフリーの携帯電話にセットしましょう。
まずはご自身のSIMフリースマホにSIMカードを挿入してください。SIMカードスロットを取り出すために、専用ピンが必要です。
SIMスロットを取り出すための専用ピンは、1本、予備で持っておいた方が良いです。
フィリピン滞在中メインで使う「GlobeのSIMカード」を、LTEが有効なメインスロットに入れておく方が、通信速度が速いからです。
Dual SIMスマホの場合は、1つ目のスロットはLTE対応、2つ目のスロットはLTE非対応の場合があるためです。
サブ(2つ目)に挿入した「日本のSIMカード」は、割高の通信費がかからないようにローミングOFFにしておくのを忘れないでください。
SIMスロットが1つしかないSIMフリースマホを使用する場合は、日本のSIMを外すことになるので、無くさないように保管しましょう。
プリペイドLOADロードカードのチャージ方法
次に、LOADカードの裏面側をコインで削ると、登録に必要な10桁のカード番号と、確認用の6桁のPINコードが現れます。
この番号を使って、LOADをチャージします。
SIMカードを、SIMフリー携帯電話にセット。
【手順2】
LOADカードの裏面をこすってコードを確認。
【手順3】
携帯電話でLOADをチャージ。
電話で「*143#」に発信します。そうすると、メニュー画面が表示されます。
ここで「返信」を押して、「2」My Accountを入力してから「返信」を押します。
次に開いたページでも、同じように「3」Load Call Cardを入力して返信して、「カード番号10桁」「返信」「PINコード6桁」「返信」と順番に入力、およびクリックしていきます。
これでチャージが完了です。
最後にチャージが完了した事をお知らせする画面がでます。500ペソのLOADカードをチャージしたら、「P500」と「有効期限」が記載されています。
※この写真は、すでにチャージされているSIMに再チャージしているので、金額が大きく表示されています。
次回のフィリピン渡航が有効期限内であれば、使い切れなかった残ったチャージも次回に使えますよ。
*143#を押した後の画面は、非常に反応性の悪い画面になっています。つまり「返信」を押しても5秒ぐらい反応が無かったりします。反応が無いからと言って、連打とかしないように気を付けましょう。
携帯会社Globeの通信通話プラン設定して開通する方法
最後に、チャージしたLOADを使って、通信「使いたい放題」のセッティングをします。
実は、色々なプランがあるのですが、自分に合ったプランを選ぶのも大変ですし大差ないので、ここでは「SUPERSURF」というプランをセッティングします。
プラン名/入力キーワード | 金額 | 通信容量 | 有効期間 | SMS宛先 |
SUPERSURF50 | P50 | 800MB/日 | 1日 | 8080 |
SUPERSURF120 | P120 | 800MB/日 | 3日 | |
SUPERSURF200 | P200 | 800MB/日 | 5日 | |
SUPERSURF250 | P250 | 800MB/日 | 7日 | |
SUPERSURF999 | P999 | 800MB/日 | 30日 |
今回は1週間のフィリピン滞在の設定なので、「SUPERSURF250」を選択します。この「SUPERSURF250」プランは、1日800MBまでの通信が可能で7日間有効です。
通話は従量課金制で、通話のたびに課金されます。しかし、500ペソをチャージして、「SUPERSURF250」で250ペソ使いますので、残り250ペソあれば通話も十分可能です。
日本に電話をかける場合でも、長電話でなければフィリピン番号からかける方が安く済みます。日本に電話をかける事が多い場合は、多めにLOADをチャージしておきましょう。
では、「SUPERSURF250」のセッティングに戻ります。
SMSメッセージで、送信先番号は「8080」、テキスト内容は「SUPERSURF250」で送信して下さい。
暫くすると、受け付けましたよ、という内容のテキスト返信が返ってきます。これで使いたい放題プラン(1日800MBまで)がスタートです。
1日800MBでも、動画などをLINEで送信していたら、上限に達してしまうことがあります。データ量の多い通信は、ホテルのWiFiを利用するようにしましょう。
LOADチャージがいくら残っているのか確認したい場合
LOADチャージがいくら残っているのか確認したい場合は、*143#を押した後、「2」My Accountを入力し、次に「2」Balance Inquiryを入力すれば、SMSテキストでLOADチャージ残高が送られてきます。
以上が、フィリピンSIMを使うための手順です。
次回の渡比で忘れてしまいそうな人は、このページをブックマークしておいてくださいね(汗
インターネットを多く使う人は「WiFiレンタル」が安心
SIMフリーiPhoneを使えばテザリングも出来るのですが、パソコンなどを持ち込んで作業する人は、デザリングだけでは通信容量が心配です。
と言うのも、フィリピンのホテルのWiFiは、不安定なことが多いからです。特に、回線が込み合う夜の時間帯は、ホテルのWiFiは使い物にならなかったりします。
ガッツリ、パソコン仕事をするような場合は、やはり日本から「Wifiレンタル」した方が安心です。
【番外編】フィリピン持ち物リストで忘れ物チェック
始めてフィリピンに行くときって、何を持っていけば良いか、持ち物が不安ですよね。
色々な海外便利グッズなど、紹介していますよ。参考にしてみてくださいね。
【番外編】マニラ空港のラウンジで無料WiFiを使ってみた
マニラから日本に帰国する時、「ラウンジ」って使っていますか?
条件が合えば、ラウンジを使ってみてください。ラウンジ内は、無料WiFiや軽食もあるので、ゆったりと搭乗時間を待つ、なんてスタイルも良いですよね。
【番外編】壊れたスーツケースを海外旅行保険で無料で新調する方法
最後に、フィリピン旅行やフィリピン出張を重ねていると、スーツケースにヒビが入ったり、キャスターが壊れて使い物になら無くなったりしますよね。
壊れたスーツケースって、クレジットカード付帯の海外保険の対象になるんですよ。手続きも簡単です。