こんな状況でマカオ出張があったので、
「マカオで香港版iPhone11を買ってきて、日本で販売(転売)したら儲かるんじゃね?」
なーんて閃いたので、実際に実行してみました。
実は、
「マカオ旅行が実質無料になるぐらい儲かったらいいなぁー」
なーんて妄想を持っていたのですが・・・
結論から言うと、見事に打ち砕かれたわけです(爆
でもね、
この経験から、香港版iPhone販売の「儲けるコツ・注意点」も見えてきたんですよ。
目次
香港版iPhone11の日本の販売(転売)価格
マカオで買った香港版iPhone11を、無事に日本にハンドキャリーできました。
写真には6台しか映っていませんが、合計7台購入しています。
総額100万円越えの香港版iPhone11ですからね。飛行機で日本に持って帰るとき、と言うか、成田空港ではメッチャ緊張しました。
マカオから帰国する時の経緯や注意点は、コチラの記事にまとめました。
早速、このiPhoneを販売するにあたり、出品価格を決めました。
日本での販売価格の決定条件
やっぱり、マカオ旅行が実質無料になるぐらいの利益が欲しいじゃないですか。
なので、
・飛行機代とホテル代で10万円ぐらいだった。
・なので、7台で10万円の利益は欲しい。
【結論】
1台に付き15,000円の利益を乗せて出品!
日本での販売価格の計算方法
ここで、1機種を参考例として計算していきます。
まず、出品先のヤフオク・ラクマ・メルカリの手数料を調べます。
【ラクマ】3.85%
【メルカリ】10%
・現地販売価格:MOP$11,099
・クレジットカード請求額:151,783円
・希望利益:15,000円
【仕入れ値+利益】
151,783円 + 15,000円 = 166,783円
【ラクマ手数料3.85%上乗せ】
166,783円 ÷(100% – 3.85%)= 173,461円
【送料上乗せ】
かんたんラクマパック60サイズ:800円
【暫定売値】
173,461円 + 800円 = 174,261円
※この金額が、利益15,000円取れる売値。
でもね、
この価格がライバル出品者より高いと、誰も買ってくれないわけです。
ライバル出品者の価格もリサーチ
という事で、ラクマでライバルチェック。
すると、174,000円で出品しているライバルが数人いました。
僕の転売の方針は、
利益を削っても安く設定して、さっさと売り抜けるべき。
【理由】
・販売が遅れるほど、購入希望者が減っていく。
・AppleCare加入条件が、購入後1カ月間。
・早く資金回収して次の案件に再投資すべき。
購入から1カ月間で、7台を売り抜けるため、ライバルより若干安く設定しました。
「香港版iPhone11 Pro 256GB」の場合は、
ライバル価格帯:174,000円~192,000円
【ラクマ販売価格】172,000円
「どんだけ利益取るつもりだよ!」
って高い価格で出品しているライバルもいます。
在庫リスクを取ってでも、利益を上げたいんでしょうね。在庫を持ちたくない主義の僕は、この販売手法には反対です。
在庫は、大企業の経営すら脅かす「リスク」だからです。リスクには、取るべきリスクと、避けるべきリスクがありますが、今回は後者なわけですよ。
んで、いよいよ出品です!
香港版iPhoneをオークション・フリマに出品
という事で、ヤフオク・ラクマ・メルカリに同時出品します。
ちなみに、僕が販売する7台の機種がコレです。
新色:ミッドナイトグリーン(2台)
【iPhone 11 Pro Max 256GB】
新色:ミッドナイトグリーン(2台)
【iPhone 11 Pro Max 512GB】
新色:ミッドナイトグリーン(3台)
んで、「2019年10月25日」から販売開始!
※参考
【iPhone11発売日】2019年9月20日
世間では、
「買おうかなぁ、ドウしようかなぁ」
なーんて人が、まだまだ多い時期です。
つまり、需要の高い期間。
って事で、出した瞬間から売れていきました。
出品直後に売れた機種とは?
出品直後に売れた機種を紹介します。
ヤフオク:香港版iPhone11 Pro 512GB(2台)
【2019年10月25日(1日目)】
ラクマ:香港版iPhone11 Pro Max 256GB(1台)
【2019年10月29日(5日目)】
メルカリ:香港版iPhone11 Pro Max 256GB(1台)
それは、ライバルとは違う出品方法をしたためです。
ライバルと差をつける出品方法
Apple製品には「Apple Care」というメーカー保証が付いています。
んで当然、iPhoneもメーカー保証が付いているわけですが、マカオAppleストアで買った製品でも、日本Appleストアで保証が受けられるグローバル体制になっています。
しかし、有料サービス「Apple Care+」に加入するには、
購入後、1か月以内に申し込む事。
・正規Appleストア購入レシート
・購入時に貰ったApple紙バッグ
10万円を超える商品をC to Cで購入するわけですから、信用力は重要ですよね。
でもね・・・
ココまで順調に売れたのですが、実は誤算が発生しました!
一番売れると思って3台も買ってきた最上位機種「iPhone11 Pro Max 512GB」だけが、3台とも売れ残ったんです。
やっちまった・・・
失敗!日本での人気機種を見誤った
Dual SIM(デュアルSIM)iPhone 11を欲しがる人は、
・外国人の恋人へのプレゼント。
・複数の格安SIMを組み合わせている人。
そしてこのターゲット層は、チョットの価格の差であれば、最上位機種を欲しがるだろう・・・
この見立てが、大ゴケっす!
最上位機種だけが3台、売れ残ってしまったー(汗
コレが在庫リスクの怖さなわけです。
売れ残り在庫の価格を下げて転売
「iPhone11発売日の9月20日から時間が経てば、購入希望者も少なくなる」
そう考え、価格を下げて早く売り抜ける事にしました。
そもそも売値が20万円を超えていたわけです。スマホに20万払う人って・・・
いくらiPhone信者でも、スマホに20万円支払う人はいない。
価格決定は、購入者の視点に立って決定すべき。
その結果、
変更前213,000円 → 変更後198,000円
・2019年11月9日(16日目):1台
・2019年11月11日(18日目):1台
・2019年11月16日(23日目):1台
ようやく7台を売り切りましたよ(滝汗
フリマアプリは割引クーポン券の効果がスゴイ
フリマアプリでは、購入希望者向けに「割引クーポン」を配ったりします。
最大で5%OFFなどが多いですが、このクーポン利用可能期間は、一気に購入される確率が上がります。
なので、出品するならクーポン発券期間を逃してはいけません。
出品側は、必ず気に留めておくべきポイントです。
香港版iPhone11日本販売の結果公開!
という事で、完売したので収益計算していきましょう。
7台分をまとめて計算していきます。
原価:1,160,684円
【販売価格の合計】
売上1:1,334,000円
【クレジットカード支払ポイント】
売上2 :23,214円分(2%ポイント還元)
【販売手数料と送料の合計】
経費:114,638円
【利益】
(売上1 + 売上2) – 原価 – 経費
= 81,892円の儲け!
【利回り】
利益 ÷ 原価 × 100%
= 利回り7%!
マカオ旅行を実質無料にしたかったので10万円を狙っていましたが、2万円ぐらい足りませんでしたね。
最上位機種3台が売れ残り、その値引き分が足を引っ張ってしまいました(汗
クレジットカードのポイント還元も重要な収益源
以外に儲けの中で大きかったのが、「クレジットカード支払いのポイント還元」で、今回2%付きました。
僕は楽天カード(ブラック)をメインで使っています。
んで、楽天カードは、
「海外利用でポイント2倍!」
とか
「街での利用でポイント2倍!」
なんてキャンペーンをやっているんですね。
今回のiPhoneの場合、支払金額100万円越えの2%、コレがデカかった!
楽天カード1枚は、持っておくと良いですよ。クレジットカードはどれも一緒じゃなくて、ポイント還元だけでもサラリーマン1カ月分のお小遣いぐらいの差が出る場合があります。
僕が楽天カードをメインにしている理由は、
他のカードに比べて、楽天ポイント還元率が圧倒的にヤバい。
僕は1カ月で最高40万ポイント還元したこともあったりして、手放せない状態です。
香港版iPhone11転売の注意点・転売のコツ
最後に、今回の香港版iPhone11の日本での転売経験を踏まえて、コツや注意点をまとめていきましょう。
コツと注意点を守れば、誰でもマネできるはずです。
つまり、
って事です。
香港版iPhone11転売のコツ
まずコツをまとめます。
・送料込みで20万円を超える価格設定はしない。
・発売日から2か月以内の需要が高い期間に売り切る。
・購入から1か月以内には売り切る(Apple Care対応)。
・1カ月間で売り切れる数量だけ仕入れる。
・レシートや紙バッグは本体と一緒に出品する。
・ライバルより安値設定でスピード重視で売り切る。
・割引クーポン期間に売れなかったら値下げする。
・クリスマス前の1カ月間。
なので、毎年9月下旬ごろに発売されるので、10月・11月・12月の3カ月間だけがチャンスです。
以上のコツを一言でまとめると、
「在庫リスクを徹底排除しよう!」
って事です。
香港版iPhone11販売の注意点
次に、注意点をまとめます。
・「技適マーク」の無いスマホの出品は取り消される場合がある。
・高額商品のため詐欺師が絡んでくる場合が多い。
ヤフオク・ラクマ・メルカリ共に「無在庫の出品を禁止」していますので、コレは守りましょう。
んで次に、技適マークです。
コレは電波を発するものを日本で販売する人は、知っておかなければならない重要な総務省令です。
詳しくは、上の記事で確認してください。
最後に「詐欺師」です。
つまり、高額商品を代金も支払わずに盗ってしまおう、って輩がいます。
上の記事は、実際に僕の出品物に発生した詐欺事例です。
気を付けてくださいね。
クリスマス商戦!香港版iPhone11の販売に再チャレンジ
冒頭でもお伝えした通り、この記事は「香港版iPhone11を購入して日本で販売」全5記事シリーズの最終話です。
です・・・が!
僕はこの「香港版iPhoneの日本での販売に再チャレンジ」する事にしました。
今回は、9月20日の発売直後の10月後半~11月前半での販売でした。次回の再チャレンジは、クリスマス商戦を狙っていくことにしたんですね。
クリスマス前のマカオも、イルミネーションがキレイでしたよ。
はたして、1年で最も商品が売れる「クリスマス商戦」で、香港版iPhone11は売れたのか?
という事で、クリスマス商戦の結果は、下のリンク記事にまとめました。今回の内容も含め、香港版iPhoneを購入して販売するまでの流れも一緒に理解できます。
当ブログ「南国リゾカジ大家さん」は、このような「サラリーマンの副業&不動産投資」をテーマに記事を書いています。
ではでは、次の記事でお会いしましょう!
【P.S.】
海外旅行で現地の商品やお土産を購入、日本で販売、海外旅行が実質無料!なーんて事が、
「ヤバい、超楽しそう!」
って思ったアナタは、ぜひ僕のLINE公式アカウントをフォローして頂けないでしょうか?
プレゼントを用意して、お待ちしています!
マカオAppleストアで買ってきた7台の香港版iPhone11を、日本で転売してみました!
今回は、全5記事シリーズの最終話「香港版iPhone11転売編」です。