サラリーマン大家になる前や、不動産投資を開始した後には、頻繁に名刺交換するタイミングがあります。名刺交換は、大きなお金の動く不動産投資では「超重要イベント」です。
「名刺交換時の挨拶や会話が上手くいかない。」
「そもそも大家さん用の名刺なんて作ってない。」
目次
サラリーマン大家の個人名刺と企業名刺の使い分けとは?
サラリーマン大家は、2種類の名刺を持つことになります。サラリーマンとしての企業名刺と、大家としてのプライベート名刺です。
サラリーマンとしての会社名と肩書きが記載。
<プライベート名刺>
不動産投資を行う大家さんとしての肩書きやニックネームが記載。
名刺を配る相手は、
不動産投資会社、銀行の融資担当者、税理士などに配る。
<プライベートな個人名刺>
セミナー、ビジネス勉強会、大家さん交流会、不動産投資の懇親会で、主に大家さん仲間に配る。
サラリーマン大家さんの場合、不動産投資会社、銀行の融資担当者、税理士との名刺交換では、普段、サラリーマンとして名刺交換している基本マナーや基本ルールに則って行えば、問題ありません。
では、セミナー、ビジネス勉強会、大家さん交流会、不動産投資の懇親会で、自分と同じサラリーマン大家と名刺交換する時のマナーやルールは、実際どうなっているのか、経験も踏まえて解説します。
ビジネス名刺交換の基本マナーと基本ルールを再確認しよう
その前に、一般的なビジネスマナーとしての名刺交換マナーや基本ルールを再確認しましょう。
名刺交換の基本マナーをマスターすれば、カッコよくスマートに名刺交換できます。
・訪問先での目上との名刺交換の順番は?
・両手、片手、同時交換のルールは?
・名刺交換時の名刺入れの使い方は?
・名刺交換相手が複数vs複数の場合は?
・挨拶のマナーやコツは?
・NGマナーとは?
ビジネス企業名刺交換の手順
【手順1】
お金を貰う側から、お金を払う側に名刺を出す。
【手順2】
訪問者から訪問先に先に名刺を出す。
【手順3】
役職が上の者同士から名刺交換を行う。
【手順4】
目下から先にお辞儀をして「社名、部署名、氏名」を名乗る。
【手順5】
自分の名前を相手の方に向けて、右手で名刺を持ち、名刺を差し出す。
※最近の名刺交換マナーは、同時交換が主流。よって、より丁寧と言われる両手での名刺交換は行われない風潮。同時交換は片手での交換になる。
【手順6】
左手で名刺入れをもち、名刺入れの上で相手の名刺を受け取る。
【手順7】
名刺を頂くときに「頂戴します」と挨拶する。
【手順8】
そのまま名刺入れに入れずに、テーブル上に席順通りに並べる。
【手順9】
打合せ終了後に、机の上の名刺を名刺入れにしまう。
ビジネス企業名刺交換のもらい方マナー
・名刺の同時交換の場合、目上(訪問先相手)より先に名乗る。
・同時交換と言っても、基本的に目下が目上より先に名刺を渡す。
・相手の目の前で、相手の名刺にメモ等を書き込んではいけない。
ビジネス企業名刺交換の渡し方マナー
・目で読める位置、だいたい胸の辺りで名刺を差し出す。
・名刺をテーブル越しに渡さない。目上の席に移動して渡す。
・ポケットや財布に直接入れてある名刺を使わない。
・よれよれの名刺、折れ曲がった名刺、汚れている名刺を渡さない。
では本題の、サラリーマン大家の「個人名刺」の交換方法を、僕の経験と、他のサラリーマン大家さんの実例をもとに解説しますね。
サラリーマン大家の名刺交換の順番は?目上とかあるの?
サラリーマン大家同士の名刺交換の場合、目上とか目下は基本的にありません。なのでサラリーマン大家同士の名刺交換には、基本マナーとして、どちらが先とかは順番は存在しません。
ただし、名刺交換の順番が発生するシチュエーションがあります。このような状況下であれば、自分から先に名刺交換を行いましょう。
・自分が後から入会、参加した新参者の場合。
・相手が明らかに先輩大家さんの場合。
・相手が自分より年配者の場合。
・相手が不動産投資家として著名人だった場合。
・相手がセミナーや勉強会の講師の場合。
プライベートの状況では、自分から名刺交換を言い出さないと、誰も自分とは名刺交換をしてくれません。
「名刺交換をして頂けないでしょうか?」
と自分から言い出す事が、むしろ新参大家さんの名刺交換マナーです。
複数同時の多人数と名刺交換するときのマナーとは?
不動産投資家として似たようなステータスのサラリーマン大家さんの場合は、これから共に頑張る仲間なので、あまりマナーとかルールは気にする必要はありません。
この場合は多人数の名刺交換になりますが、両手で渡す、とか、右手で渡しながら相手の名刺は左手で、とか、気にする必要はありません。
ちなみに、口下手の僕は、名刺を渡すときに、
「良い関係を作るため、どんな挨拶や会話を行えばいいんだろう?」
って、いつも思ったりしています。そんな話を次にしていきます。
不動産投資家の名刺交換時の挨拶マナーと会話のコツは?
不動産投資を行っている大家さん仲間内では、名刺交換マナーは余り気にする必要はありません。ただ、気にする必要があるのは、相手との関係構築するための「挨拶と会話」です。
ここでも、僕が個人的に決めているルールやコツを紹介します。
・勤務先や役職、肩書きは名乗らない。
・勤務先や役職、肩書きは聞かない。
・給料収入規模、家賃収入規模、資産に関する事を聞かない。
・名刺を渡すときに、自分から名乗り挨拶する。
・相手の個人名刺をちゃんと見て、名前を読み上げる。
・個人名刺の肩書きが書いてあったら、肩書きの意味を聞く。
※例)投資ブロガーって書いてあるけど、どんなブログ書いているんですか?
・それ以外に聞けそうな記載内容があったら聞く。
※東京都江戸川区に住んでるんですね、江戸川区の物件価格って最近どうですか?
・名刺のデザインとか、なんでもいいので聞く。
※凝った名刺デザインですね!自分でデザインしたんですか?
「僕はアナタに興味がありますよ!」
と、伝えてあげるわけですね。
情報が名刺しかないので、名刺に記載されている内容を足掛かりにするしかありません。名刺交換が目的ではなくて、人脈を構築するのが目的です。どんどん会話するのがコツですね。
不動産投資家から受け取った名刺の収め方マナーとは?
それぞれの席が決まっていて講義が始まるような、不動産投資セミナー、ビジネス勉強会の開始前に名刺交換をした場合は、名刺を名刺入れに入れてしまっても問題ありません。
交流会、懇親会のような、食事を伴った雑談交流が行われる場では、誰がどの名刺かわかるように、テーブルの上に並べるのも良いです。
次は、個人名刺の交換マナーNG集をまとめました。
サラリーマン大家のダメな名刺の配り方NG集
最後に、サラリーマン大家さんの名刺交換マナーNG集をまとめました。
・よれよれの名刺、折れ曲がった名刺、汚れている名刺を渡すのはNG。
・テーブルの上に置いて渡すのはNG、手渡しが基本。
・名刺を渡すときに、自分の名前を名乗らないのはNG。
・受け取った名刺を、その場で目を通さずスルーするのはNG。
・派手過ぎる個人名刺はNG。
派手な名刺とは、相手に何を伝えたいのかわからない、ただデザインや紙質に凝ってみました的な、自己中心的な目的を達成できない名刺の事です。
名刺デザインは、相手の記憶に残る名刺、目的を達成する名刺にしなければなりません。しかし、その目的を達成するために「名刺を派手にする」という方法は違うと思っています。
個人投資家の個性を生かした好印象デザイン名刺の作り方
個人名刺、プライベート名刺を作るとき、どんな名刺にしたら良いか、迷いますよね。
サラリーマン大家が個人名刺を作るとき、かなり迷って作っているのを、僕自身が受け取ってきた名刺からも感じます。
例えば、
・無地に名前しか書かれていない。
・難しい漢字の名前なのに、読み仮名が無い。
・思いっきり妖精が出てきそうなメルヘン風。
・アピール文を書きすぎて、逆に読む気にならない。
・サンプルデザインを使っただけで個性が無い。
・記憶に残る個人名刺の記載内容を決められる。
・目的を達成できる個人名刺のレイアウト方法がわかる。
・視覚印象の効果の高いデザインロゴが無料で簡単に作れる。
・名刺の表面と裏面の役割の違いが分かる。
・記載内容からデザイン、発注まで全て書かれたマニュアル記事。
今回は、大家さんの名刺交換マナーやルールについて、考えていきますよ!